柔軟剤の「やさしさ」
洗濯が終わったあと、ふわっと香る柔軟剤の匂い。
タオルは柔らかく、シャツはなめらか。
まるで「やさしさ」をまとったような仕上がりになります。
だから、柔軟剤を入れないと落ち着かない、という人も多いでしょう。
でも、樹脂にはきびしい
ただ、その「やさしさ」が、
物干し竿やハンガーなどに使われている樹脂にとっては、
やさしくない場合があります。
特に暑い夏。
柔軟剤の成分が残ったままの洗濯物を干すと、
高温でその成分が変化し、樹脂を痛めてしまうことがあります。
直接触れなくても
最近の柔軟剤は、ナノカプセルの中に香りや成分を閉じ込め、
乾くときにパチッとはじけて広がる仕組みになっています。
いい香りの秘密はそこにありますが、
その微細な粒が空気中に漂い、
樹脂の表面に少しずつ影響を与えることもあるのです。
やさしさの裏側に
柔軟剤は、たしかに服にはやさしい。
でも、道具にとっては少しきびしい存在かもしれません。
わたしたちが毎日使っているものには、
便利さや香りの良さの裏に、
小さな落とし穴が隠れていることがあります。
長く使うために
お気に入りの物干し竿やハンガーを長く使いたいなら、
ときどき水拭きをしてあげること。
そして、柔軟剤を控えめに使うこと。
ほんの少しの気づかいで、
「やさしさ」と「長持ち」を両立できます。
洗濯は、清潔さとやさしさを選ぶ時間。
でもそのやさしさが、道具にも届くように。
少しだけ、思いやりの視点を広げてみるといいかもしれません。

