夜、洗濯物をたたむ時間。
テレビの音や虫の声がして、
家が少し静かになる。
その時間は、
一日の終わりをゆっくり確かめる時間だ。
たたむという“おまじない”
一枚ずつたたんでいくと、
心の中のざわつきが消えていく。
不思議と落ち着く。
洗濯物をたたむというのは、
心の整理整頓なのだと思う。
明日の準備
たたむことで、今日を終わらせて、
明日を迎える準備をしている。
生活の中には、
こういう小さな区切りがたくさんある。
その積み重ねが“暮らしの形”をつくる。
最後に
たたむと、心も整う。
それが、日常の中にある
ささやかな幸福の形だと思う。

