「伝える」って、なんだろう。
商品を売るというのは、
“伝える”ということの結果にすぎない。
でも、思っていることがそのまま伝わるかというと、
そう簡単にはいかない。
言葉では届かないもの
「この製品はいいですよ」と言っても、
それだけで伝わるわけじゃない。
作った人がどんな思いでつくったのか、
どこを大事にしているのか、
それを感じてもらうには、
言葉以上のものが必要です。
写真の中の光の当たり方。
文章のトーン。
包装の手ざわり。
どれも小さなことだけど、
それが積み重なって、ようやく“伝わる”のだと思う。
伝えるのは、心の温度
伝えるというのは、
たぶん「熱」を届けることです。
自分が本当に好きで、
本当に信じているものでないと、
その熱は伝わらない。
うちは物干しを作っています。
ただの棒かもしれません。
でも、毎日の暮らしを支える“道具”だと思っています。
その気持ちを、どう伝えるか。
それを考えるのが、いちばんむずかしくて、いちばん面白い。
本当に伝わる瞬間
お客さんから「この竿、いいね」と言われたとき、
少しだけ伝わった気がします。
全部は伝わらないかもしれない。
でも、その一言で十分なんです。
伝えるというのは、
理解されることじゃなく、
“感じてもらうこと”なんだと思う

